健康保険証の併用期間もまもなく終了します・・・
そして、マイナンバーカードによるオンライン資格確認を基本とする規定等を盛り込んだ
行政手続における特定の個人を識別する為の番号の利用等に関する法律等の1部を
改正する法律が、2023年06月09日に公布されました。
さらに、2024年12月02日以降は、従来の保険証は新たに発行されなくなります。
完全移行は、2025年12月02日以降です（従来の健康保険証は全て使えなくなります）。
つまり、保険証利用登録をされたマイナンバーカード（マイナ保険証です）を
基本とする仕組みに移行しました。
世間的にマイナ保険証を使う事で年収がバレる噂があります・・・
そもそも、マイナ保険証の利用が年収公開があるのでしょうか??
【金融】年収がバレる?!、マイナ保険証について【ハヤシマイル】について
マイナ保険証について
マイナ保険証と年収の関係性→基本的に年収が錐測される事に繋がります。
つまり、高額療養費制度の自己負担上限額から年収が推測できるからです。
厚生労働省によると、高額療養費制度は医療機関や薬局で支払った金額が
1ヶ月当たりの上限額を超えた場合に超過分を支給する制度です。
69歳以下の場合の自己負担上限額は年収によって分けられます。
①年収約1160万円〜
1ヶ月当たりの上限額（世帯ごとです）は、
25万2600円+（医療費−84万2000円）×1%（パーセントです）です。
②年収約770万〜約1160万円
1ヶ月当たりの上限額は、16万7400円+（医療費−55万8000円）×1%です。
③年収約370万〜約770万円
1ヶ月当たりの上限額は、8万100円+（医療費−26万7000円）×1%です。
④〜年収約370万
1ヶ月当たりの上限額は、5万7600円です。
⑤住民税非課税者
1ヶ月当たりの上限額は、3万5400円です。
そしてマイナ保険証を利用すると、医療機関の窓口担当者に区分が表示されます。
結果的に、年収が推測できる噂が広まりやすくなりました。
しかし、実際はマイナ保険証を利用登録したり、医療機関でリーダーにかざしたりするだけで
周囲の人に年収がバレる心配は低いです。
健康保険証の併用期間が終わった後→併用期間が終了した後は、
一般的にマイナ保険証や資格確認書を持つ事になります。
さらに資格確認書は、原則としてマイナ保険証を
保有していない全ての人に無償で交付されます。
記載事項は、基本的に健康保険証を踏襲した内容です。
任意記載事項として高額療養費制度の限度額区分が記載される場合がありますが、
マイナ保険証と同様に使用する事で直ちに年収が分かる事ではないです。
ちなみに確認書類を利用しても同様です。
2026年度末に使用できなくなる健康保険証よりもマイナ保険証に移行する人が多いです。
このようにマイナ保険証を利用すると、年収がバレる噂は誤りです。
実際は、高額療養費制度の自己負担上限額から年収を推測できる事が真相です。
今後は、マイナ保険証や資格確認書を使用して
受給資格を確認する事が基本的な仕組みになります。
結果的に、マイナ保険証への移行を検討する人が増えやすくなります。
